体が小さくてもサッカー上手くなれます。メッシ選手や長友選手や乾選手160㎝台です。日本人成人男性がおよそ170㎝ですから、低いですよね。今、ヴィッセル神戸に在籍するイニエスタ選手も171㎝だそうです。
ジュニア世代は大きい子が試合を支配することがあるが、それはサッカーが上手いから?
サッカーはサッカー!ラグビーではありません。
ジュニア世代、特に試合では、なかでも低学年になると、とにかく1人でなんでもやろうとする。と言うか、とにかくドリブルで突破しようとする。どんな密集地帯でも、、、、そこで、体格が良い子供はテクニックがなくても、技術が無くても、それを打開しだす。まさに違う競技。
ちゃんとファウルに笛も吹かないから、子供も勘違いしてしまうんですよ。
「これでいいんだって!」って。
サッカーに必要なことを知らないままでいると、体格が同等になってくるユース世代に通用しなくなる。よくあるパターンです。可哀そうに、ジュニア世代にちゃんとサッカー教えてもらってないから仕方ないですよね。ジュニアのチームがチームの利益の為に勝ちにこだわって、勝ちを優先するがあまり、体格のいい子を揃えて試合をするから結局、世代が上がるとヘタクソな選手になってしまう。
お金>育てる
有名な某ジュニアクラブのコーチなんて、「1軍は宣伝の為、2軍はお金の為」と言ってたコーチもいました。そこが本質にあるからいつまでたっても、弱いんですよ。ちゃんと育てなきゃ、サッカー教わりに来ているんですから、ちゃんと育てなきゃって、めちゃくちゃ思うんですよね。
どこで、教えてもらったのかは知りませんが、ドリブルばかりで、パスの意識がない子供たちが自分のチームでも多いので、今日はパスの意識を身につける練習の提案です。
自分のチームの低学年には、毎回15分くらいこの練習を、10回程度これを行いました。(イチ練習日で1回)そうしたら、だいぶパスの意識がついてきました。パスがあるからドリブルが活き、ドリブルがあるからパスが活きるという、少しは、サッカーの楽しさが分かってきたようです。
パスの感覚を身につける練習
説明
2人1組をつくる。
スタートとゴールをつくる。
複数組同時に開始。入り混じって行う。
ダイレクトでパスを繋ぎながら一番早くゴールに到達したチームの勝ち
ポイント
ゴールまでのパス回数を決める。
前進しながらパスを交換するので、体の向きがどの向きが良いのか、理解してもらう。
パスの回数を多くする時の体の向き、少なくするときの体の向きはそれぞれ変わってくる。パスの強弱も変わるので、どの状況で、どの強度か、自然に身につけることが目的となります。
向き合ってのパス練習など、試合で使うことのないスキルよりも、このような動きながらのパス交換の方が、よっぽど使えます。
「日本人は練習は上手いけど、試合はヘタクソ」とよくブラジル人が言ってましたけど。向かい合ってのパス練習などが良い例だと思うんですよね。動きながら、よりリアリティーのある練習をしていかないと、していかないと、世界に置いて行かれてしまうよー。