「パス&ゴー、パス&ゴー、」とゴラッソが子供の頃、教えてもらったおじいちゃんコーチがしきりに言っていました。サッカーの練習に詳しいおじいちゃんだなと思っていたら、あとあと聞けば、県の協会の会長さんでした。しかも、お医者さん。すでにお亡くなりになっていますが、サッカーのイロハを色々教えていただきました。ゴラッソが、小学生を卒業しても、わざわざ、中学校にも部活を見に来たりして非常に熱い人でした。
サッカーに必要な2つの動き
そのおじいちゃんが言っていた「パス&ゴー」サッカーでは、とてつもなく大切なことですよね?パスを出して、走る。走る方向も前ばかりではなく、横や後ろに行くのも、長く走るのも、短く走るのも、それらに当てはまります。とにかく、ボールにかかわっていないときも、頭と体を休めない。それがサッカーです。ボールにかかわってないときの動きも、実はボールにかかわっていることを忘れてはいけません。
「パス」と「ゴー」この2つは、サッカーにとって必要不可欠の行動です。もっと砕くと「パス」は、キック。「ゴー」は、走れ!ということ。
「キックの質」と「走る質」は、どの年代でも求められる、最も重要な要素です。
何度も何度もサッカーを教えてくれたおじいちゃんがいってました。これこそ最大のサッカーの基本です。
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パス&ゴーにちなんで、今日の練習
サッカーに必要な2つの動きを意識した練習を紹介します。、FCバルセロナ(FCBarcelona)でもこの練習をやっていました。バルサの選手もこのような必要不可欠の基本練習があるからこそ、あれだけのサッカーが出来るのです。
説明
4人組で行います。10mくらいの間隔でマーカーを四隅に設置します。
図1のように選手とボールを配置し、①からスタートです。
①からスタートしたらパスを中央の選手に出します。出した選手は、誰もいないマーカーへダッシュ。
パスを受けた選手は、ターンして反対側の選手へパス。(図1の②)
次は、図2の③から。マーカーでボールを持っている選手は、中央の選手にパスを出します。パスを出した選手は、誰もいないマーカーへダッシュ。
パスを受けた中央の選手は、ターンして、反対側の選手へパス。(図2の④)
図3も同様に行います。
ポイント
中央の選手は、なるべく少ないタッチで反対側の選手へパスを送る。出来る選手は、ワンタッチで反対を向く。ターンの種類はコーチの指示で色々アレンジするか、選手でアイディアを出し合わせる。
外側の選手は、マーカーからマーカーの間は、ダッシュで行う。
終了のポイントは、時間で決めても良いし、外側の選手が行うダッシュの回数でも良い。
外側を1周すると10m×4本のダッシュ。選手4人いるので3回行うため12本のダッシュを行うことになるので、チームの年齢、体力に合わせてコーチは考えて行いましょう。
バージョンアップとしては、マーカー間にラダーやコーンを置いて、コーンをジグザグに交わしたり、ラダーをこなしたりするのもよい。
それぞれのチームに合わせてやってみよう。
「パス&ゴー」最もシンプルでかつ最大限に必要なサッカーの要素を常に意識して練習してください。