心理の発達段階を考慮すべき!ジュニア世代の育成方針

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サッカーは、ボールをゴールに足を使って入れる単純なゲーム。ちょっと複雑なオフサイドはあるももの、シンプルなルールになっている。故に自由度が高いスポーツでもある。自由度が高いとそれだけ、それぞれが考えながらプレイしなければならない。イレギュラーに対応しなければ良いプレイは、できないのだ。

その中でも、

現代サッカーに、最も基本的で、必要な2つのもの

子供に伝える。現代サッカーのセオリー

この辺りは、サッカーに必要なおおまかな、約束ごとになってくると思うので、体に染み込ませたいところです。

それ以外は、様々な状況に慣れ、様々な場面の経験値を上げて、個々が自分なりに考えていく力が非常に大切になってくる。様々な状況が生まれるからこそ、ペップの哲学やモウリーニョの考え、セルジオ越後さんの意見など、人によって微妙なニュアンスのズレが生じる。それがあるからこそ、サッカーなのだ。



1つにこだわらない

自由度が高いので、一つの練習にこだわったり、足元のテクニックのみに固執した練習をしてしまうと、色々なシーンが存在する試合では、それらが活かされないことが多く存在する。なので、練習内容は、様々な練習をしていくのが良い。

ユース世代以上になってくると、チームの方針、チーム戦術など色々な特色を持ったチームがでてくる。偏った練習をしていると、ポゼッションなのか、カウンター狙いなのか、そういったチームの方針についていけなくなってしまう。

一時期、「個」がいるからと言って、個人技ばかりジュニア世代にやるようなチームが多々あった。戦術は年齢重ねてからなどと言う考えである。そういう考えが、ジュニア世代の成長を妨げる要因でもある。最近では、海外がジュニア指導でやっているからと言って、スペインメゾットに習ってチーム戦術を取り入れるようにも次第になってきているが、そこだけに力を入れないようにしたいところです。僕自身もジュニア指導の時に偏っていくのだけはならないように意識している。

経験させ考えさせる

正確なキックがどの場面でいるか?スピンをかけたキックがいつ必要か?アウトサイドがいいのか?インサイドか?トゥーキックか?それらは、色々なサッカーの「経験・体験」をすることにより、自ら考えを確立していかないといけない。そのためには、子供たち自身がしっかり考えなければならないのだ。

子供たち自信が考えるようになるためには、指導者側もしっかりと考えなければならない。色々な意見を取り入れながら、良いものも悪いものもチョイスしながら、練習に取り入れなければならない。また、練習だけではなく子供の「自律心」を磨き上げなけらばならない。むしろ自律心を磨き上げた方が、サッカーが上手くなる。

実際に僕が携わっているチームでも、私生活全般の身の回りのことが出来る子は、サッカーでも満ち溢れている子が多い。また、ジュニア世代は、ダメだったが、自律心が高かった子供たちは、上の世代に行き、飛躍的に伸びている。

8つの発達段階はグローバルスタンダード

人の心理・精神の研究結果を世の中に発信した、発達心理学者のE・H・エリクソン。20世紀にエリクソンが提唱した「心理社会的発達理論」は今でもなお、人の発達を考えるうえでのモデルになってる理論ですが、

  1. 乳児期(0歳~1歳6ヶ月頃):基本的信頼感vs不信感
  2. 幼児前期(1歳6ヶ月頃~4歳):自律性vs恥・羞恥心
  3. 幼児後期(4歳~6歳):積極性(自発性)vs罪悪感
  4. 児童期・学齢期(6歳~12歳):勤勉性vs劣等感
  5. 青年期(12歳~22歳):同一性(アイデンティティ)vs同一性の拡散
  6. 成人期(就職して結婚するまでの時期):親密性vs孤立
  7. 壮年期(子供を産み育てる時期):世代性vs停滞性
  8. 老年期(子育てを終え、退職する時期~):自己統合(統合性)vs絶望

こんなモデルを呈しています。8つの発達段階と言っても、育成世代に関係あるのは、1~5くらいまででしょうか。

ジュニア期の指導は、児童期・学齢期にあたるのですが、自律性や積極性は1歳から6歳までに獲得するものです。それらを獲得はしているのですが、そのボリュームが少ない子供たちに「ヘタクソ」と言われる子が多い。ほんとは、技術に大差はないのにも関わらず、ただ「元気のない」様に見る側には映る。

取り戻すには

幼児期はもう過ぎているから、手遅れ?と思われる方もいるかもしれませんが、それは、ないようなので安心してください!

自律性や積極性のボリュームを上げる方法は、やはり「褒める」ことが一番だそうです。

1歳から6歳までの幼児期では褒めることは、推奨されているのですが、児童期や学齢期でもその効果は十分です。年齢によって完全にセパレートされるのではなく、それぞれのセグメントは境界線では混同しながら発達していくので、「褒める」ことはやはり効果絶大です。僕ら大人でも、褒められることに嫌な人は少ないと思います。

あなたは、言えてますか?子供をやる気にする【24の褒め言葉】

の過去記事にサッカーで役に立つ褒め言葉を上げています。何気ない私生活での様子も、できていることをしっかり褒める。これの積み重ねで幼児期に獲得しきれなったもののボリュームが上がってきます。そうやって自律性のボリュームを上げてあげてください。花に肥料をあげるように、おいしい野菜を育ててあげるように、しっかり言葉の肥料をあげていきましょう。

今日の練習

褒めることを意識しながらやってもらう、親子でもできる低学年用の練習の提案です。サッカーボールに慣れるためにもボールとはどのような特性があるのか?意識できると思います。低学年用ではあるものの、上級生でもキックの再確認が出来ると思います。

練習用紙のダウンロードはこちら

説明

10m以上の間隔をとりパスを交換する。

片方は浮き球のみ、もう1人はグラウンダーのみ。

数本ずつにて交代しながら行う。

ポイント

浮き球をキックを行う選手は、必ずダイレクトで行う。

グラウンダーの選手は、コントロールしてから(トラップ)グラウンダーを蹴る。

グラウンダーを蹴る方は、インサイドキックだけでなく色々なキックを試しながら、浮き球を蹴りやすい、蹴りにくいを意識する。ボールの質、キックの種類を考えるとワンランクレベルもアップしていく。

上級者は、前に進みながら行うのもより、リアリティーが増してくる。

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