チームで練習していたら、なかなか、自由な発想や自由な行動がとれなくなったりするものです。もちろんチームが勝つためには、チームの方針にやっていくのが当たり前なのですが、ジュニア世代、ジュニアユース世代は、もっと自由な発想、型にハマらない発想でもっとサッカーを楽しむことが個人のレベルアップの向上になります。結局最後は、個の力なのですから。
型破りなプレイ=ワクワクするプレイ
ヨーロッパ諸国が強くワールドカップでも素晴らしい成績を残していますが、やはり、ブラジルのサッカーを見ているとなぜかワクワクしてしまいますよね?
次はどんなプレーをするのだろう?どんなドリブルをするのだろう?どんな動きを見せるのだろう?見たこともないような動きをする、あの自由な発想、奇想天外なアイディア。ほんとに魅了されます。
やはり、それらのルーツは、ストリートサッカーであったり、おじいさんや、おばあさんまでもが、サッカーの知識があったりすることが、ワクワクするサッカーを作り上げていったのだと思う。
ブラジルのワクワクするプレイを考えさせられる過去記事はこちら
サッカーは遊び!スターの競演!ブラジルのチョー遊びの親善試合
勝つのも大切だが、サッカーの楽しさは、もっと色々なところに転がってる。
自由な発想やアイディアを促せるような練習の紹介です。
個人技を体に染み込ませる練習
個の力を上げるのに、足元のテクニックを磨いて、すごい足さばきの子供たちも最近はおおいですよね?しかし、それが試合で使えない子もいます。
「敵がいっぱい、いるから」とか「プレッシャーが速いから」とか、、、
しかし、世界のトップリーグは、プレッシャーがもっと速い。それでも、ネイマールや、コウチーニョはやってのける。
それらをどれだけ、試合で使って、どれだけ、間合いを考え、それらを脳と体に染み込ませているかで、それらのテクニックが「使える」ものになるかが決まる。
結局は、試合で使えるようになるかが問題になってくる。体にブラジル人の血を流せれるわけでもないので、体に覚えさせる。それを育む練習がこれだ!
4ストップゴール
説明
1対1でマーカーで作ったゴールを4つ作る。
ピッチ幅はフリーサイズ。マーカーで作る四角形は、3~4m程度
マーカーゴールからマーカーゴールの距離は10~15m程度
ゴールは四角形のマーカーの中にボールをストップしたら1点。
ボールストップしゴールしてもゲームは終了せず、そのまま続けるが、同じところのボールストップはダメ。他のマーカーゴールを狙いに行く。
制限時間は2分から3分。
より多くの得点を稼いだ方の勝ち。
ポイント
ただ、ボールストップすることだけでは、自由な発想もなにもないので、
- 各種フェイントを行って相手を抜く・・・1点
- 相手の頭を越える技をして相手を抜く・・・2点
- 股を抜く・・・3点
と言うように条件を設定して行う。
今回は1対1だが、2対2、3対3でも、できる、アイディアを駆使して行うゲーム形式の練習です。
2対2や3対3の場合は、「ワン・ツー」をして成功したら、4点とすると、自分よがりのプレーにならずにできて、しっかり、試合を意識した練習になります。
ゴールを4つ設置することで、ピッチ全体を使えるようになり、スペースを上手く探すことが養われてくるため、より実践に近くなってくる。人数を増えせば増やすほど実戦に近くなるが、個人のボールにかかわる時間が少なくなってくるので、チームに足りないもの、個人に足りないものを指導者がしっかり認識して、人数の調節を行うとよい。