Pick Up Links

併用するのが、○か×か?サッカーを上手くする?16の他のスポーツ

シェアお願いします

どうも、おはこんばんにちわ!スポーツをこよなく愛する、ゴラッソです。

よく、サッカーをするのに他のスポーツも経験した方が、一流になれるようなことが言われてます。水泳が良いとか、陸上だとか、色々なことが言われていますが、果たしてどうなのでしょうか?色々考えていきたいと思います。

サッカー×他のスポーツ=スーパースター?

「サッカー×他のスポーツ=スーパースター」の公式に当てはまるか?サッカーも含め他のスポーツの範例を紐解いていきましょうー。。

スポンサーリンク

世界の範例

  • アヤックスの育成世代では、練習時間をサッカー7割、他のスポーツ3割の時間割で練習をしているらしい。サッカーだけでは、サッカーが上手にならないと考える、オランダの育成法なんですね。アヤックスは、育成で素晴らしい実績を残しているので、うまくいっている成功例だと感じます。毎年素晴らしい若手が輩出されてますからね。アヤックス出身のスーパースターヨハン・クライフ(Johan Cruijff)も野球もされていたそうです。
  • イチロー選手なんかも、子供の頃、野球の練習に飽きてきたら、練習相手だったお父さんが、相撲をしてあげたりなんかして、他のスポーツも経験させていたそうです。
  • Franceのレジェンド、ジダン監督も小学生の低学年までは、サッカーと柔道を両立していて、柔道も強かったようで、サッカーにするか、柔道にするか、迷ったようです。
  • サッカーではないのですが、岡山県の2017年の夏の甲子園に初出場した山陽高校は、当時県内の生徒のみで構成されたチームで、他県から精鋭を集めた県内の高校を次々と倒し、甲子園出場を決めたのですが、そこの高校も、野球の練習以外に、ゴルフ・フットサル・バトミントン・バスケットボール・卓球、将棋、、マット運動、雲梯、などしている。
  • 水泳界の美人トップスイマーの池江 璃花子選手もおじい様が自宅に雲梯を作り、毎日雲梯をされていたそうです。それに続いて色々な水泳教室で雲梯を設置しています。

他にも多くのトップアスリートが様々なスポーツを併用した例がある。

要は、サッカーでは、さまざまな運動要素が組み込まれ、かつ動きは、パターン化されてない。そのため、他のスポーツでも体の身のこなしを練習すれば、サッカーにも生きてくる。また、将棋のような戦略的ゲームもサッカーには重要。遠藤保仁選手は、将棋の腕前も相当なものだそうです。将棋とサッカーは、どちらも嫌なとこ嫌なとこを突いていくところが本当に似ていて、しかも全体を見なければならない。一か所だけ集中していたら、気が付けば反対側でやられてたり、、、常に駆け引きが繰り広げられている。

NSCAストレングス&コンディショニングコーチをしている、ゴラッソが思う、サッカーを上手にさせる他のスポーツを考えて紹介したいと思います。

サッカーをうまくする16のスポーツ

①バスケットバール

サッカーに役立つことは、ボールをもらう動き方サッカーのポジショニングの練習でも、手を使ってポジショニングの練習をすることがあります。トップクラスのチームでもそのような練習をします。ポジショニングを上手くするには、最適な競技のひとつです。また、バスケットボールのドリブル動作は、体幹の筋力を多く使う。リハビリ現場でも、脳梗塞で片麻痺になった方のリハビリでも体幹筋群を活性化する時にも利用するほど、体幹筋群に効果的な動作である。

②相撲

倒れない体をつくるには、最適なトレーニングになってきます。様々な角度から大きな負荷がかかり、コンタクトプレーの多いサッカーにとって密接な競技と言ってい良いでしょう。

③柔道

レジェンドもしていた柔道は、相撲を同じで、倒れない体つくりにとても適しています。ジダンもボディバランスが他の選手より秀でていたことは有名。ジダンと言う最高の選手が作られたので、サッカーには絶対にプラスになる競技です。

④剣道

あるプロサッカー選手のおじいさんが剣道の先生なのですが、そのおじいさんにサッカーの1対1をやらせたら、勝てないらしい。竹刀をもった間合いは、手足を伸ばして行うサッカーの間合いに近いものがあり、1対1には、絶対に有効な練習になってくる、競技です。

⑤トレイルラン

不安定な山の地面をバランスを崩さずに颯爽と走るトレイルラン。強国ドイツでは、オフシーズンのメニューにトレイルランが採用されています。バランスをとると言うことでは、ラグビーのナショナルチームでも雑木林の不安定なところで練習するナショナルチームもあるほどです。

⑥野球

ヨハン・クライフ(Johan Cruijff)やヨハン・ニースケンス(Johannes Jacobus “Johan” Neeskens)もサッカーと併用していた野球。瞬間に爆発的な力を入れるバッティングや、守備での捕球動作から送球は、全身に力を一気に伝えなければなりません。サッカーでの瞬発的なスピードを上げるところに、近いものがあります。動作自体は、違うが、脳が一気に力を入れる指令としては、似ています。トレーニングのハイクリーンやスナッチなどの特殊なトレーニングをプロチームでは取り入れますが、そのトレーニングも、一気に力を入れる脳の指令を上げる意味でも取り入れます。それらのトレーニングは、成人するか、トレーニングのスキルが高くないと危険なので、少年時代のサッカー少年には、向いていませんが、野球のようなスポーツをすることで、脳の指令と言う部分では、鍛えることができる競技の1つです。

⑦卓球

左右に動く俊敏な動作や、相手の嫌なところにボールを打つと言うところは、サッカーには非常に大切なことの1つです。そう考えると卓球も鍛えることのできる競技の1つです。

⑧テニス

テニスもずる賢さが必要ですね。ラファエル・ナダルもサッカーの腕前も抜群で、あることは有名な話です。テニスのフットワークとバランス戦術(賢さ)は、サッカーに役立ちます。

⑨スピードスケート

強靭な足腰を鍛えられることは、間違いありません。この競技と併用すると疲れ知らずの体になる。サッカーに必要な下半身には、とてもよい競技の1つです。

⑩空手

剣道や柔道に似ているところがあるかもしれません。ボディコンタクトのある空手では、サッカーで必要な、相手との間合いや、体幹を鍛えることができます。また、空手をしていたJFLにいた知り合いがいたのですが、ドリブル時の腕の使い方、肩甲骨の動かし方が抜群でした。柔らかくもあり、硬くもある。自由自在な上肢でした。そのため、コンタクトプレーは抜群の強さを発揮していました。

⑪ハンドボール

攻守の切り替えが早く、心肺機能の使い方は、サッカーに近いものがあります。また、バスケットボールと同じで、ポジショニングの練習にもなります。しかも、バスケットボールよりもコンタクトプレーの認められたルールの中で行うので、サッカーでの体の使い方に近いものがあります。

⑫合気道

ナンバ歩きというものが合気道にはあります。合気道を詳しく知らないもので大きな口をたたいて、言うことはできないのですが。とある合気道の先生が、サッカーの経験がなかったが、Jリーグのチームに行って、「私からボールを取ってみなさい」と体を入れてボールをキープ。プロ選手でさえ倒せなかったそうです。マイケル・ジョーダンやジダンもナンバ歩きの要素が入った体の使い方をしていたそうです。サッカーにとって価値があるかも。詳しく調べていないので確証は持てないので、すみません。

⑬スキーアルペン

スピードも出てかなりのG(重力)がかかって行い、そして、不安定な足場で競技を行う。体幹がこれで鍛えられないわけがない。サッカーにとても必要な筋肉が仕上がります。

⑭水泳

日本では競技人口が多い水泳。浮力によって荷重関節が免荷され極度の骨へのストレスが少なく、リフレッシュ程度に良いと思います。また、上肢・下肢の関節可動域の向上には良い面もあります。しかし、文献によっては、水泳でトレーニングされた最大酸素摂取量(Vo2max)は、陸上での競技能力向上、陸上での最大酸素摂取量(Vo2max)への影響は、少ないと示唆されています。

確かに、水泳選手が、マラソンが速いイメージは少ない。

⑮ダンス

ジャズダンス、ヒップホップ、クラシックバレエ、サンバ、エアロビクスなど、様々な種類のダンスがあります。関節を可動域範囲内でバリエーションある動きが多く伴う。

また、振りを覚える=サッカーのフェイントを覚えることに近いものがあります。ダンスでサクサクっと動きを覚えられる人は、サッカーのフェイントも覚えるのが速いです。サンバをするだけでサッカーのコーンドリブルのタイムが向上した報告もあります。また、ドイツのサッカー練習の本では、一時期エアロビクスダンスエクササイズを、メニューに取り入れていた本もありました。

⑯ボクシング

ラグビー日本代表が元監督エディー氏の時にストレングスコーチが取り入れていました。闘争心を向上させるためにボクシングと言う競技を練習に入れると良いでしょう。サッカーは強い気持ちがないと戦えませんから。もちろん、上肢のトレーニング、心肺機能の向上、下肢のフットワーク、体幹の強化には、もってこいです。ボクサーの体を見れば一目瞭然。

数え上げればきりがないのですが、思いつくところでの併用すると良さそうなスポーツです。

まずは、読んで欲しい過去記事一覧

ここ最近のバロンドーラーは、、、

しかし、メッシやクリスチアーノ・ロナウド、ロナウジーニョのようにサッカーのみでトップまで、登りつめた選手もいます。むしろ、トップまで行く人は併用はしていないのが多いように感じます。またブラジルのファヴェーラなんかの子供たちは、他のスポーツなんかは、併用する資金も機会もありませんが、実際ファヴェーラからは、有能なサッカー選手が排出されていることは間違いありません。

また、ジダンも柔道をしていましたが、小学校中学年でサッカーのみに道を選択しています。中学年と言えば、まだまだ、基礎練習しかしていないでしょう。

なので、併用が良いとも言い切れません。体を動かす、他のスポーツでリフレッシュする、可能性を広げると言うことを考えれば、併用も良いとは思いますが、サッカーは、サッカーをしないと上手にはならないことを忘れずに。

フィジカルを上げていく世界では

フィジカルを向上していく、レジスタンストレーニングの世界では、トレーニングの原則で、こんあな原則があります。

特異性の原則

どういうことかと言うと、目的に応じてトレーニングの種目を選ぶ。上半身を鍛えるのにスクワットをしても上半身は鍛えられない。という原則です。こういうことがあるように、サッカーは、サッカーをしないと上手にはならないのです。

しかし、特異性の原則を上手く活用すれば、サッカーで弱い部分を他の競技でトレーニングする。例えば、体幹が弱いなら、柔道をしたり、スキーをしたり、弱点を補うのに行う。スポーツで鍛えることで、飽きさせない、マンネリを防ぐ。そういう点では、とても効果的です。

結局どっちが良いの

サッカーを上手くなるためには、他のスポーツと併用するのが良いか、サッカーに専念するのが良いかを考えたときに、私的には、「併用するしない」を選択します。しかし、上記にあるように、弱点を克服するためのトレーニングをするためには、他のスポーツをします。「飽きさせない」・「マンネリ」を防ぐためです。習い事として、通うのではなく、家族で、エンジョイする程度のスポーツを楽しむ感覚で。あくまでも、「がっつり」するのではなく遊び程度で行うことです。過度に「がっつり」してしまうと、精神的ストレス、肉体的ストレスが高くなります。遊びながら動作を促す、そうやって、色々なバリエーションで使える体を作っていく方が、効果的です。精神的ストレス、肉体的ストレスのストレス値の向上によっては、燃え尽き症候群、オーバートレーニング症候群になってしまいます。

実際に併用が良いと言ってガンガン併用していたら、気持ちがついて行かず、つぶれていった子供もいます。

冒頭で述べた、オランダの名門アヤックスでは、体操や、野球等の時間をしっかり設けています。そこまでするのは、難しいので、チームの練習の最後に少し相撲をするなど、エンジョイの時間を入れることで、トレーニングにもなりますし、気分も変わります。

また、ご家庭ならば、サッカーの練習が休みの日に、家族で温水プールやバッティングセンターや、家でダンスなど、リフレッシュ的な要素で十分効果があります。そのときに、親御さんが少しだけ対象のスポーツの基本的な動きを研究していくと良いと思います。

答えはNOです。

リフレッシュや、弱点を補うための遊び程度ならするが、習い事としては、しない。あくまでも遊びながら行う。それが答えです。

ストレス値を極度に上げないようにサポートしてください。