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低学年のサッカー少年たちが、練習すべきこと

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日本の小学生低学年にサッカーさせるとドリブルで強引に突破を仕掛け、それに敵も味方も群がってくる。サッカーとあるものは、そうではない。パス、ドリブル、スペースに走るをベースに行う、頭を使い、技術を駆使する、楽しいスポーツである。そう言った楽しさを伝えるのが指導者の役割。ただ勝つことだけを先行させると、楽しさに到達する前に貴重な子供たちが離れていってしまう。勝ちを先行するばっかりにそうなってくるのだ。その結果、サッカー人口が減りサッカー人気が減少してしまうこともままならない。実際、日本の種目別の競技スポーツの人口は、水泳、ゴルフ、バトミントン、卓球の順でサッカーは、その次である。最近低迷しがちな、野球は、サッカーの次である。一時期のサッカー人気が、陰りを見せているのは、楽しさを十分に伝えられていないことも原因の1つだと感じる。

ブラジルの低学年たちは

ブラジルの小学生の低学年にサッカーをさせると、みんな広がり、パスを回し、スペースを探して、ドリブルを仕掛ける。フェイントを披露し、相手をかわし、シュートする。

大人のサッカーと変わらない。これは、ブラジルの歴史が作っているの物であることが1つある。それについて、少し話した過去記事はこちら→「こんな昔から、こんな技術!神様そりゃすごいわ!贝利的上帝」

日本人のイメージからしたら、個人技色が強いブラジルサッカーだが、試合では、みなパスをとても繋ごうとする。その質にもこだわりを持ったり、うまくスピンをかけたり、かけなかったり。そういうところでも、個人を披露するのだ。そういう楽しさを知っているから、やみくもに1人で突っ込むこともない。足の速い子はサイドに活躍の場を探したり、大きくてごっつい子は、FWでポストプレーに徹したりと、自分のストロングポイントを知ったうえで、各々が自然を役割を分担している。これが普通にストリートサッカーで行われている。役割がちゃんとあることを皆が理解しているのだ。

サッカーには、役割がそれぞれあるうえで、自由な発想を皆が披露する。それがあるから、楽しそうでした。

今日はその役割を理解するための練習内容の提案です。対象年齢は、未就学~低学年くらいのものですが、「サッカーとは?」の練習になるかと思います。

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パス&シュート

練習用紙のダウンロードはこちら

説明

図のように、マーカーと選手を配置する。

赤色の選手→水色の選手→紫色の選手の順番でボールを受け、ドリブルをしてシュート。

水色と紫色の選手は、マーカーの後ろに位置し、パスを受ける前にマーカーから離れ、動いて受ける。

ポイント

マーカーから離れる時の体の向きに注意する。図に足型があるような足の向きで受け、なおかつ、パスを送ってきた相手から遠い足で止める。(ボールとゴール、仲間を視野に入れる為)

慣れてきたら、最後のドリブルはマーカーを敵と見立て、フェイントいれる。フェイント~シュートへと一連の流れを作る。

赤色の選手は、水色の選手のスタート位置へ、水色の選手は紫色の選手の位置へと、ローテーションする。

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