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パスを受ける動きを磨く!小学生でも出来るポゼッションゲーム

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新旧の監督

先日母校の後輩に会うことがあって、サッカー談義に花を咲かせてきました。

丁度、私が、卒業してから入学してきた後輩なのですが、当時母校では監督の世代交代の時期でもありました。私の監督は、昔からおられた、地元では有名な監督でした。そして、そのあとに来られた監督は、名だたるJリーガーの先輩で筑波大学サッカー部を卒業し指導の道を歩んで来られた監督でした。

私→地元の定年間近の有名監督

後輩→筑波大卒の若く新しい監督

と、言うこともあり同じ高校でも「やるサッカー」が違うことが、後輩と話をする中で判明しました。

指導者によってどんなサッカーをするか違いがあるのは、日本代表など見ても分かると思いますが、どの指導者の方も良いサッカーをしようとする、意思は変わりません。

サッカーも日々進化して何が必要で何が不必要か、世界のスタンダードが分かりつつあります。

そこで、新しい監督さんは、世界のスタンダードに近い練習を勉強されてると言うこともあり、若く新しい監督さんに指導してもらった、後輩君にどんな練習が印象的であったか?どんな練習をして為になったかを話を聞きながら勉強させて頂きました。

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少年サッカー

どうしても、小学生は、自分よがりのプレイをしてしまいがち。1人で全部交わしてやろうかと言わんばかりに、ドリブル突破を図ろうとする。低学年のうちは、それでも沢山ボールに触ることが出来れば、良いのだが、中学年、高学年になって、そればかりに頼ってしまうとパスを出すふりをしてドリブル、ドリブルすると見せかけてパスをすると言った、サッカーの駆け引きが衰退してしまいます。

ましてや、中学年、高学年がそう言った神経ネットワークが発達されやすいとされている発達段階でもあるので、そこを伸ばしてやらないと、中学生以降のサッカーでは苦労してしまいます。

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オフ・ザ・ボールでもその駆け引きは必要で、ボールを持ってないときに如何に良い動きをしてパスコースを作り、フリーになるか?1歩動くだけでも、グッドポジションは獲得できる場合もあるので、そのようなポジショニングも練習の中で感じ取って自分のものにして欲しいものですね。
今回は、そんな良いポジショニングを取るためにできる練習の提案です。後輩君が新しい監督との練習で印象に残ってる、良いポジショニングを取るためにのポゼッションゲーム形式の練習です。
内容を聞いた後、自分チームでも練習しました。要領の良い子は、良いポジショニングが取れだしてきました。なかなか、上手くいかない子もいますが、繰り返し行うことで、しっかりできてきました。

ゲート通し

説明
4対4~7対7くらいの規模で人数を設定。
コートの大きさは、半コート(34×50)くらいの大きめからスタートしましょう。
図のようにコーンでゲートを作ります。4対4ならば4~6個。チーム人数+2・3個程度。
ゲートにパスを通して受けると1点。
パスを通してもDFがゲートにいたら0点。
ゲートの距離は、1~1.5m程度。
一度通したゲートにリターンパスは無得点。ただし、ゲートを通してから5秒後なら、得点と認める。
時間は5分の時間制限で行います。
ポイント
DFがゲートにいたら0点なので、いないゲートをしっかり探すために顔をあげることが大切になります。
また、「俺のパスで点を獲ってやる!」と思い、無理やりパスを狙う選手もいますので、全てをゲート通過を狙わないように、マイボールをしっかり意識させること重要です。無理やりゴールを狙わないように、タッチ数を制限するのもバリエーションとして有効です。
試合中に敵の間に顔を出す。どのタイミングで顔を出し、声を出して要求するか?どうすれば、DFのいないゲートでパスを受けることが出来るか?しっかり考えながらやってもらいましょう。
始めのうちは、ゲートにへばりつく子供が多くいます。そうなると、マークに付かれて無得点になってしまうので。どうすればよいか、チームで作戦を立てることも良いです。
ゲートを通した後も、油断せずに次のパスコース、ドリブルコースを意識しましょう。

少年サッカーでは

低学年になればなるほど、パスを受けるのに立ち止まって受ける子が多い。月齢が低いため物事を立体的に捉えることに脳が慣れていない。走りながらパスを受けるなどの、「○○しながら、○○する」と言うような、二重課題と言う脳の機能が未熟なため、始めは上手くいきません。月齢的な部分もあるので、出来る出来ないを焦ることなく指導することがポイントです。
簡単な練習ではないので、小学生には難しいかと思うかもしれませんが、決してそうではありません。サッカーには教えすぎはありませんし、実際私の指導している、小学生のチームでも始めは、定着しませんでしたが、繰り返し行うことで、上手くいきました。
中学年から高学年程度からしっかり意識させていくと、中学生以降、相手より先に良いポジショニングを取ることのできる選手になれます。先を見据えた指導となること間違いないでしょう。