2018年9月に大坂直美選手が、全米オープンで、最多優勝記録を持つ最強女王セリーナ・ウィリアムズを破って優勝した。日本全土に明るいニュースとなったことは、記憶に新しいかと思います。
恵まれた体格に運動能力があったにもかかわらず、今までくすぶっていたようでしたが、コーチであるサーシャ・バイン氏の指導で、能力が開花したとも言われています。サーシャ・バイン氏の指導は、サッカー指導をしている方、スポーツをする子を持つ親にとっては、どの様なものか、興味があるかと思います。もちろん、少年サッカーにも関係してきます。
僕自身も興味があって、「サーシャ・バイン 指導」などで検索しました。
多く出てくるのが、「褒める」というキーワードでした。
褒める
サーシャ・バイン氏は、大坂選手に対して、技術的な指導、フィジカル的な指導は、ほとんどしてないとも書いていました。力を入れたのが、「褒める」と言うことでした。このことは、多くのメディアも取り上げていました。
東大生を子に持つ知り合いのご家庭があり、一体どんな育て方をさせたのかと、質問をしたことがありました。その時言われたのが
「なんでも、褒める。しかったことはない。間違えても褒める。ただひたすら、褒める。」
と言ってました。なかなか難しいと思ったのを覚えてますが、サーシャ・バイン氏の「褒める」コーチングを聞いたときに、この家庭の事を思い出しました。
漫画スラムダンクでも
漫画スラムダンクでも、湘北高校の安西監督も「褒めて伸ばす、叱って伸ばす」と色々試行錯誤してましたね。
少年期の子供たちは、褒められて伸びるような気がします。褒められて自信をつけて、伸びる。大人でも、まぁ、褒められたいですよね。
褒め言葉一覧
いままで、叱られて指導を受けてきた世代では、なかなか、褒める言葉が見つかりません。
文献などでも、選手のモチベーションが上がった言葉や、僕が思い当たる、「褒める」言葉を書いてみます。思いついた言葉もあるし、今まで受けてきた指導でこれを言われて、伸びた感じがするものも書いてみました。
また、これらを言ってもらえた、子供たち。大人たちは、本気で言っている。しっかり噛みしめてください。
①勝つためには、お前が必要だ
②強くなったなぁ
③上手くなったなぁ
④覚えるのが早いな
⑤飲み込みが早いな
⑥すばらしい
⑦さすが
⑧お前はまだまだ伸びる
⑨誰でもできないことはある、キミはそれをできるようにした
⑩賢いね
⑪丁寧だね
⑫完璧だよ
⑬良いところに気が付いたね
⑭センスがあるね
⑮頭の回転が速いね
⑯アイディアマンだね
⑰毎日がんばってるからできたんだな
⑱キミの努力の成果だよ
⑲準備がきちんとできてるね
⑳最高の準備
㉑神プレイだよ
㉒マネしたいプレイだよ
㉓〇〇さんも、すごいと言っていたよ(相手チームなど)
㉔さすが○○くん!
指導者の方々、スポーツを一生懸命するお子さんを持つ親御さん、是非これらの言葉を声かけてあげてください。
スポーツ以外でも、勉強や何かを一生懸命取り組んでいる子供たちに明日からでも実践できる言葉がけです。
また、中高生の選手は、照れくさいけど、真剣に言ってくれているので、真正面から誉め言葉を受け止めてください。しかし、同時に厳しい言葉や苦言に感謝してください。それらの言葉は、色んなことを真剣に考えて言ってくれてます。それらをバネに前に進むのです。伸びて欲しいからこそ、厳しい言葉や苦言を発するのです。叱ってるわけではないのです。