ビジョントレーニング
ビジョントレーニングはもともと、アメリカ空軍のパイロットのトレーニングとして用いられたものが、現在は、さまざまな分野として利用されている。
空軍のパイロットは、音速で飛ぶ戦闘機を「認知」→「判断」→「操作」をしなければならない。音速ですから、一瞬の判断ミスも許されません。命がかかってます。競技スポーツでは、命はかかってませんので、パイロットに比べればプレッシャーなんて、微々たるものです。
しかし、競技スポーツも同じで、「認知」→「判断」→「操作」の手順はパイロットと同じです。
競技スポーツでの、ビジョントレーニングは、主に「認知」「判断」の部分に該当します。「操作」は、各スポーツのスキルになります。
サッカーでは、「認知」「判断」は、試合時間のほぼすべて、行っています。ボールに触る延べ時間が90分間の試合では、2分くらいを考えると、相当大きな割合をそれらが占めていることが分かります。
「認知」「判断」は、脳の中でも、「高次脳機能」と言う分野で行われています。
ビジョントレーニングは、その高次脳機能と深い関係があります。
そして、ビジョントレーニングは冒頭でも説明したように、「アメリカの空軍が行っていたトレーニング」
と言うこと知った私は、「ピンッ」ときました。
高次脳機能
記憶、注意、空間認知、遂行機能、構成機能など、脳には高次脳機能と呼ばれる機能があります。
脳にダメージを受ける脳血管障害などでは、これらの機能が障害されよく、「高次脳機能障害」などと言われます。
評価については、注意力を主に評価するものです。これは訓練にも使います。
TMT検査
高次脳機能障害の評価・訓練でも使われていますが、実は、ビジョントレーニングでも使われているのです。
ビジョントレーニングの歴史を調べたら、アメリカ空軍のトレーニングで使われているということなのでほぼ、同一人物でしょう。
以前、元バルセロナのシャビもこの評価・訓練を受けていました。視野の広いシャビの高次脳機能が、どのようなものなのか?評価しそして訓練していたのでしょうか?
今日はTMTを無料ダウンロードです。
サッカーのためのビジョントレーニングです。ビジョントレーニングは、脳の機能、高次脳機能を訓練するトレーニングです。もちろんサッカーだけではなく、さまざまなスポーツ・勉強にも役に立ちます。賢さがあがるトレーニングです。ぜひ使ってください。
ビジョントレーニング サカクル版
図1 サンプル
説明
紙面にランダムに書かれた、1から20までの数字を順にたどり、線で結んでいく。
最初と最後の数字には、下線を引いてます。
注意の持続力と選択能力を測定。
手順
「この用紙に書かれている数字を1から順にたどり、出来るだけ速く終わりまで、線を結んでください。例を見せます」
サンプルシート(上記の図1)を見せやってみせる。
「わかりましたか?それでは検査を開始します。」
時間を図ります。
誤りがあれば指摘し、その旨も記録する。「間違っていますから、正しい場所に戻って続けましょう」と指導する。
ビジョントレーニング 1-20までの数
ビジョントレーニング 1-20の①
ビジョントレーニング 1-20の②
ビジョントレーニング 1-20の③のひらがな
ビジョントレーニング 1-20の④
ビジョントレーニング 1-20の⑤
ビジョントレーニング 1-20の⑥
ビジョントレーニング 1-20の⑦
ビジョントレーニング 1-20の⑧
ビジョントレーニング 1-20の⑨
ビジョントレーニング 1-25までの数
ビジョントレーニング 1-25の①
ビジョントレーニング 1-25の②
ビジョントレーニング 1-25の③
ビジョントレーニング 1-25の④
※年齢や教育歴によって達成時間に幅があるため、明確な基準は示されていない。個人の中で遂行時間の短縮などに役立て、高次脳機能向上を目指しましょう。
世界のトップ選手、アメリカ空軍も行うビジョントレーニングです。しっかり活用していきましょう。