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間接視野向上のためにすべきこと。ルックアップのシンプルな練習

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前回の記事で、これがシュート精度を上げる練習!知っておくべきシンプルな練習でのシュート練習で間接視野のことが少し出てきましたが、今回は、その間接視野のレベルを上げるためのシンプルな練習の紹介です。

間接視野は、間接的にボールを見て仲間の位置を確認する。逆に仲間の位置を見ながら、間接的にボールを把握することです。

ボールばかり見て、プレイするのは、難しいです。サッカーは11対11もしくは、8対8でするものです。ボールばかり見ていると、1対【複数人】となってしまいます。

サッカーは仲間あってのスポーツ

「メッシやロナウドは、1人で何人も相手にしているじゃんか!」

と言う子供もいますが、彼らは、チラッと顔を上げる動作があるからこそ、ドリブルで、何人も抜いていくことが出来るのです。言わば、ルックアップによるフェイントみたいなものです。

間接視野は、もはや世界基準の技術になっています。ボールを目で見ることなく、足で感じることで、瞬時にパスもドリブルもシュートも選択肢が広がります。ドリブルをして、顔を上げて、どこにパスをだそうと考えていては、選択肢は少なくなり、もうすでに遅いのです。

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シンプルな間接視野のトレーニング

練習用紙のダウンロードはこちら

説明

2人組で向かい合いそれぞれがボールを持つ

2人同時にボールを蹴り、お互いのボールを入れ替える

ポイント

できるだけダイレクトで行う

ボールを見ずに蹴る

慣れてきたら、ボールを1つにして、相手の顔を見て蹴る

ルックアップの為に

シュートもそうですし、ドリブルと見せかけてパス、パスと見せかけてドリブル、そういうった相手を騙すプレイ、その全ては、このルックアップがあってこそ始まる技術です。キックの強さや、ボールのコントロールの技術に目が行きがちになるサッカーですが、ルックアップも技術の1つです。この技術を置いてきぼりにして、年齢を重ねていくと、考えてからプレイをするので、ワンテンポ遅いプレイヤーになってしまいます。プレッシャーの速い相手には何もできなくなってしまいます。

今回の練習では、2人のボールが当たることもあると思いますが、当たることが失敗ではありません。目的は、ルックアップすることが第一の目的となります。その次に、間接的にボールを見ながら正確に出来るようになるのが望ましいです。しかし、一番の目的は、ルックアップですので、目的を練習中に染み込ませていくのが良いでしょう。

ルックアップに関する過去の記事

気付かせる

直接言うのではなく、気付かせるのがポイントとなってきます。

「さぁ顔を上げて」とか、「足元を見て」と強制はせず、

いきなり、2人組で、ボール2つで蹴らせてみましょう。始めは、できないと思いますが、5分もすれば、子供たちは気づいて出来てきます。難しそうにしている子には、「何処を見たら良さそう?」と質問形式で問いかけるのがよいでしょう。

ルックアップは、自ら気付かないと、モノにできない技術なのです。試合中は、アドレナリンが出て、ボールウォッチャーになりやすいので、しっかり気付いてもらいましょう。